1月4日午前、兵庫県西宮市役所内での仕事始め式に出席した同市市長の今村岳司(いまむら たけし)氏(45歳)が、今年4月の市長選に立候補しない考えを表明。その後、取材のため駆け寄ってきた読売新聞の男性記者(30代)に対し「殺すぞ」と暴言を吐き取材を拒否した。
(写真は西宮市議会:今村市長の発案で市議会議をインターネットで傍聴できる)
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♦西宮市長・今村岳司氏 仕事始めで読売新聞記者に”殺すぞ”。自宅取材に怒り?場所は?
兵庫県西宮市の今村岳司市長(45歳)は、今日1月4日の仕事始めの席で、今年4月22日の西宮市長選挙には立候補せず、退任を表明した。
この仕事始め式の後、同市役所東館ホールの出入り口付近で、読売新聞の30代の男性記者が取材のため駆け寄ると、今村市長は「殺すぞ」と言い取材を拒否。このやり取りは、複数の記者らが目撃している前でのこと。
この暴言についての理由は、
昨年2017年12月に今村市長の自宅に取材に行くなどした、男性記者による過去の取材の仕方に腹を立てていたことが今回のやり取りから推測される。
自宅の場所は明らかにされていないが、今村市長の公式ブログ「活動日記」の1月5日によると、同記者が退去を命じているのに私有地まで入ってきたとのこと。すぐに市長室を通じて読売新聞に抗議を申し入れている。
これまでにも何度か自身の発言内容で物議をかもしていた今村市長だが、今回の「殺すぞ」には、ネットでも炎上の模様。
暴言を目撃した神戸新聞では
主なやり取りを報じていた。
↓
市長:殺すぞ
(市長が読売新聞記者の頰に触れる。歩き出す)
読売新聞記者:(式での発言の)意味合いを教えてください。少しでいいんです。
市長:お前、あんだけ長くしゃべったやろ。
記者:(式でしゃべったからといって)質問に答えないこと(理由)にならないのでは。
市長: …(無言)
記者:選挙に受かったわけですから。
市長: …
記者:自分だけ発言して終わりというのは幼稚すぎませんか。
市長:しゃべんな。
記者:しゃべんなって。質問してるんです。
(エレベーター前に到着)
市長:寄るな。
記者:寄るな?
市長:このくそがき、俺ん家(ち)まで来てんで。休みの日に。
記者:そら、取材はしますよ。
市長:何が取材やねん。
記者:普通のことです、僕らからしたら。
(市長、職員とエレベーターに乗る)
市長:お前、支局長に落とし前つけさすからな。
記者:どういう落とし前なんですか。
市長:(エレベーターに乗ろうとして職員に制止される記者に)乗んなぼけ。入ってくんなぼけ。
(エレベーターのドアが閉まる)
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♦西宮市長・今村岳司(いまむらたけし)氏の経歴は?
兵庫県西宮市役所で本日4日に行われた仕事始め式で、次期市長選には出馬せず、退任を表明した今村市長。
その表明内容は。
「引退させていただく。市長選には立候補しない。市長としてなすべきことは、市長となった時点では想定しなかったレベルまで達成した」「今後はいかなる政党や選挙にもかかわるつもりはない」と述べた。
前回の市長選では、3党(自民、公明、民主(当時))相乗り推薦の現職市長を破って見事初当選。しかし、今村氏は任期満了に伴い1期で、そして政界から退くこととなる。
今村氏、市長までの経歴は?
生年月日:昭和47(1972)年11月28日
出生地:兵庫県西宮市
出身校:京都大学法学部卒業
卒業後、「いずれ政治家になるので時期が来たら辞める」宣言した上でリクルートに入社。
1999年:リクルート退社。
同年4月:西宮市議会議員選挙で最年少26歳でトップ当選(無所属)
初当選後、茶髪、ピアス、ひげ面で話題に。
4期連続西宮市議に当選、うち3回トップ当選。
2013年:西宮市長選挙へ出馬表明
2014年:政党の支援を受けず無所属で初当選
2016年:中高生時代に校内で喫煙していた発言
2018年:退任・政界引退を表明
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